医療の未来
医療、病気や健康について考えることがあります。
医療費が国家予算を逼迫しているとか、医療制度の存続が危ぶまれているなどと聞いたことがあるかと思います。
医療は健康保険法のもと国の予算でまかなうことになっています。
健康保険を使う医療機関で、病気の治療を行う経費や費用は、予算で決められた中で収まらないと赤字になってしまいます。
医療を必要とする人がいればいるほど、医療費は増え続けます。新しい治療法や新薬が生まれるのは喜ばしいことですが、それだけお金もかかるのです。
予算という上限がなければ、それでも構わないかもしれませんが、決まっている枠内でやりくりするわけですから、すでに始まった高齢化社会がさらに進むと、ますます医療費や介護費用が増えていきます。
また、お金の問題はだけでなく、マンパワーの問題もあります。
医師や看護師の人数が徐々に減っています。特に外科や小児科、産婦人科などは、いまの50代、60代には大勢のお医者さんいますが、いまの20代、30代は少なくなっています。
内科、眼科、耳鼻咽喉科など開業できる分野は問題ないですが、緊急性が高く、手間がかかり、命に関わる領域を担当する医師は確実に減っています。
閉院する病院も少なくなく、医師がいないため診察をやめる病院もあります。
これから先、安心して医療を受けられる体制を維持できるかどうかは真剣に問題に取り組み、対処していかないとかなり難しいのでは?と日々感じることご増えてきました。
では、私たちはどうすればいいのでしょう?
医師の数や医師の偏在、医療費の問題の解決を待っていても、国や自治体がどこまでできるかわかりません。あてにしても仕方ない、誰か他人が解決してくれるのを待つのは得策ではありません。
では、誰に治療してもらうのか?病気になったらどうするのか?
ようは、病人にならなければいいのです。
年代に応じた健康を維持する、ことを目指せばいいんです。
病気にならない、まはたなりにくい、なっても病院や医師に頼らなくても治癒できるようになればよいのです。
でも、それを聞いてあたなはどう思いましたか?
そんなの無理。
年をとったら病気に なるものだ。
薬を飲まないと治らない。
と思いましたか?
確かに、高齢者になったら身体の能力は低下します。早く歩いたり、距離をながく移動したり、重いものをもったり、いろんなことができなくなります。
でも、病気になるのが当たり前ではありません。
実際に70代、80代になっても病気らしい病気をしない人も少なくありません。
また、病気になっても、重症化せず、軽くすんだり、回復が早くなることも不可能ではありません。
若い人と同じ体力や強さは必要とありません。
ただ、病気になりにくい、病院に頼らないでいられる状態が保てればいいのです。
一般的に健康を保つには、食生活、住居環境、運動やストレス、趣味や遊び、充実した人間関係など、重要といわれる要素が複数あります。
そのすべてを最高の状態に保つのが理想ですが、いきなり全部をそうするのは難しいので少しづつできるところから初めていくのがよいと思います。
日本の医療は国や医師が考えることかもしれませんが、年金もそうですが、あてにするのは難しいと思います。ですから、私たち一人一人が健康でいることを選択することが1番の対応策になるのです。
健康を保つのに医者や病院はいりません。
私たちの心がけ、行動しだいで、実現できるのです。